看護部の紹介NURSE DEPARTMENT INTRODUCTION
対象患者
重症心身障害児・者(重度の身体的障害と知的障害を併せ持つ児・者)
- 入所している利用者:189名(令和3年4月1日現在)
- 短期入所(ショートスティ、日帰り利用)を利用される在宅の障害児者
看護部の役割
重度の身体的・知的障害を持つ入所利用者への支援
短期入所・日中一時支援等を受け入れる在宅支援
身体的・知的に重度の障害を持つ利用者へ日々の日常生活支援や療育活動、医療ケアを提供することが主な業務内容です。
支援を通して利用者個々の成長・発達を支援します。
日々のふれあい、療育、レクリエーション、社会参加活動(センター外へのお出掛け)等を行い、楽しみのある生活を提供しています。
入所者の年齢
令和4年5月現在
年齢 | 人数 |
---|---|
0~6 | 3 |
7~12 | 5 |
13~15 | 3 |
16~18未満 | 6 |
18以上~20未満 | 17 |
20以上~25 | 13 |
26~30 | 17 |
31以上 | 131 |
合計 | 187 |
入所者の主な医療ケア状況
左右にスクロールできます
令和4年4月現在
たんぽぽ | ゆり | さくら | すみれ | なのはな | |
---|---|---|---|---|---|
気管切開者 | 7 | 7 | 12 | 10 | |
人工呼吸器 | 2 | 5 | 3 | 5 | |
胃瘻 | 14 | 2 | 17 | 24 | 28 |
経鼻胃 チューブ |
3 | 5 | 2 | ||
膀胱留置 カテーテル |
3 | 1 | |||
腹膜透析 | 1 | ||||
CVポート | 3 | 1 | 1 |
病棟体制
療養病棟(看護体制20:1)・・・1病棟(38床)
障害者施設等一般病棟(看護体制7:1)・・・4病棟(152床)
(超重症児36名 準超重症児40名 約40%)
看護部の組織図
看護師 | 133名 |
---|---|
介護福祉士 | 40名 |
補助者 | 3名 |
看護部の基本理念
看護部の基本方針
- 利用者の命と生活を守り尊重する
- 利用者と心を通わすことで「愛されているという安心感」を育む
- 利用者の人生に寄り添い、人権を尊重し、その人らしさ・その人にとっての最善を考える
- 利用者の持っている能力を最大限に伸ばす療育で、楽しい生活・生涯をプランする
- 利用者の自己選択・自己決定・自己責任を尊重する
- 利用者が地域社会の中で生きるインクルーシブな生活を援助する
- 「ナイチンゲールKOMIケア理論と記録システム」を活用して導き出された個別支援計画をケアの基本方針とする
- エビデンスに基づいた専門技術の実践で、重症児・者や家族の信頼に応える看護・介護を提供する
- 温かい心・優しい心で対象者としっかりと向き合える職員を育成する
- 職場における自分の役割を自覚して行動できる職員、目標を掲げて意欲的に取り組む職員の育成(目標管理)
- 地域と施設、家族・支援者が一体となり充実した療育の実践で在宅支援を行う
委員会
- 医療安全管理委員会
- リスクマネジメント委員会
- 院内感染防止対策委員会
- 防災委員会
- 栄養管理委員会
- 褥瘡予防対策委員会
- 広報誌委員会
- 接遇委員会
- 療育委員会
- ケース委員会
- 衣類委員会
- リネン委員会
- 5S環境委員会
- 医療器械委員会
- 研修委員会
- プリセプター委員会
- 実習指導者委員会
- 人権擁護委員会
- 基準手順委員会
- KOMI記録委員会
- TQM委員会
- CPR委員会
- 摂食カード委員会
- 口腔ケア委員会
- 摂食嚥下評価委員会
- 短期入所委員会
- 医療消耗品委員会
- 紙おむつ委員会
新規採用職員の教育プログラム
重症心身障害児者の看護・介護を行う上で必要な基礎知識・技術について、1年間かけて計画的に研修会を実施しています。
新任職員研修内容
左右にスクロールできます
4月 | 重症心身障害児者とのコミュニケーション |
---|---|
5月 | 口腔ケア センターで使用している医療機器の取り扱い |
6月 | 院内感染対策研修会 就業規則 |
7月 | 普通救命講習会 |
8月 | 重症心身障害児者のリハビリテーション(講義) 重症心身障害児者のリハビリテーション(実技) |
9月 | 重症心身障害児者の摂食介助 5S勉強会 |
10月 | 呼吸リハビリテーション |
11月 | 福祉制度 |
1月 | KOMIケア理論①② |
2月 | 危険予知トレーニング(KYT) KOMIケア理論③④ |
3月 | KOMIケア理論⑤⑥ |
その他の教育・研修会
センター内
- 月例勉強会
- 異職種体験研修
- 伝達報告会
- 中堅職員研修会
- 医療安全研修
- 人権擁護研修
- 医療機器の取り扱い
- 虐待防止研修会
- 接遇研修
- センター内研究発表会
- メンタルヘルス研修
等
外部研修
- 看護協会主催の各種研修会
- 介護福祉士会主催の各種研修会
- 日本重症心身障害福祉協会主催の研修会
- 心身障害児総合医療療育センター主催の各種講習会
- 重症身心障害療育学会学術集会
- 鹿児島県医師会主催の研修会
- その他
※出張、または自己啓発で各種研修への参加を支援しています。
多職種連携
~多職種との協働と連携で利用者の命を守り、生活を支え、成長・発達を支援しています~
看護師、介護福祉士、医師、保育士、リハビリ職員、薬剤師、管理栄養士、調理師、福祉支援員、美容師、歯科衛生士など複数の職種と連携を図り、心地よく安心できる生活支援をしています。
子育て支援
仕事と生活のバランスのとれた働き方(ワーク・ライフ・バランス)を支援しています。
- 未就学児を持つ職員は、本人の希望により夜勤回数を通常よりも1~2回少なく調整して、配慮しています。
- 未就学児が病気で受診や看病により休みが必要な場合は、特別休暇(子の看護休暇)を半日単位からとることができます。(未就学児1名につき年5日まで)
- 有給休暇の有効活用
- 施設内託児所の有効利用